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バイクを愛してしまったら、手入れしてあげたくなるのは自然なこと。

 
 
2023.03.06

 先川知香の乗って感じた!
 第16回

今回ご紹介するのはM&M'sの御林正樹さん。

1950年~70年代のアメリカが大好きで、新旧ツインショック車両のカスタムやコンプリート車両の販売・修理・車検に加え、ヴィンテージモトクロスフリークへ向けたアパレルライン"SCRAMBLES"の販売も手掛けるM&M’s motorcycleの代表であり、井上社長が理想のバイクイベントだと絶賛し、井上ボーリングとしても協賛する
「Far East SCRAMBLES MTG(F.E.S.M)」を主宰するかたです。
 

 
そんな井上社長と御林さんの出会いは約20年前。当時、御林さんも参加者の一人として楽しんでいたヴィンテージモトクロス好き向けの耐久レースイベント、A.C.T.S. UNION Vintage Motocross Meeting(VMX)に、井上社長が参加した事がきっかけでした。
 
さらに、ヴィンテージバイクのロードレースシリーズ「レジェンドオブクラシック」で、同じBULTACO製のバイクを駆るライバルとして、しのぎを削っていたこともあるそうです。
 

 
御林さんが、井上社長が絶賛するVMXの進化版イベント「F.E.S.M」を企画した理由は、「レースはちょっと怖いけど、所有しているマシンを走らせたい」や、「普段街乗りをしているバイクでダートを走ってみたい」など、走行会開催のリクエストがあったこと。
 

 
そうして、1950年~70年代というモトクロス黎明期のバイクをみんなで持ち寄り、眺めたり、走らせたり、パーツや情報の交換を楽しめる、「おしゃべり8割、走りは2割」なミーティングを目指した「F.E.S.M」が誕生したそう。
 

 
そんな「F.E.S.M」はアドレナリン全開で走るレース形式のイベントではなく、
「休日にちょっと早起きをして、クルマにサーフボードを積んでいつものビーチへ。
数本波乗りしたあとは、仲間とコーヒーを飲みながらのんびりお喋り」
というような1日を、ビンテージモトクロスバイクで楽しめるイベントとなっています。
 
イベント会場ではライディングスキルなどは一切関係なく、ヴィンテージモトクロスという共通の趣味を持つ仲間が集まって、その時間を共有することを存分に満喫できる空間が出来上がっていて、その点こそが井上社長の絶賛ポイント。
ヴィンテージモトクロスを合言葉に集まった仲間たちが、自由気ままに思い思いの時間を過ごすことができるのです。
 

 
さらに今後、御林さんはF.E.S.Mを通して、ダート遊びに興味がある方へのアドバイスやバイク製作、そして1960年代黎明期のプレスフレーム車製作などを計画しているそう。
 
ダート遊びに少しでも興味があるという人は、是非参加してみてはいかがでしょうか。
古き良きアメリカンモトクロスの世界観を感じられる御林さんのお店「M&M's motorcycle」も、神奈川県座間市で絶賛営業中です。
 

 

文/モータージャーナリスト 先川 知香

 
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iB井上より
実は今、井上所有のHONDA IHATOVOをM&M'sさんにカスタムしてもらっている最中なんです。簡単に希望を伝えてあとは御林さんのセンスにそっくりおまかせ❣️
ということで、どんなバイクに仕上がってくるか、ものすごくタノシミです。
 
途中経過もこのWeb SHERPAでご紹介できればと思っていますのでお楽しみに。