2019.08.23
先川知香の乗って感じた!
第12回
SR乗り比べ!
iB井上の友人河内さんが2008年式のSRを手に入れた、というので、iBの2004年式をカスタムしたSR-ICBM® for VMXと乗り比べを計画しました。
自分たちだけではつまらないので、モータージャーナリスト先川 知香さんにも参加してもらいました。以下知香さんのレポートです。
仕事が忙しくなって、なんだか最近バイクに乗っていないな~と思っていたら、
『 SR の乗り比べをしてみない?』と、井上ボーリングの井上社長からツーリングのお誘いが。
毎日毎日仕事にばかりに追われているうちに、ほとんどバイクに乗らなくなって、ツーリングなんていつぶりだろう。久しぶりすぎるツーリングのお誘いに、「バイクにちゃんと乗れるかなぁ?」そんな心配をしながらも、集合場所に向かいました。
合流するとすぐに、「乗り比べなので、まずはこれに乗ってください。」と井上社長。
井上ボーリング仕様の 2004 年式 SR は、キレイな深緑色のタンクに SR のカスタムとしては珍しい、ワイドに広がったアップハンドルを装着。そこにゴツゴツとしたブロックタイヤを組み合わせた、個性あふれるこだわりの 1 台です。
まず SR 最初の関門は、キックでエンジンをかけること。デコンプを合わせて、思いっきりキックを踏み下ろすも、全然エンジンがかかる気配はありません。
とりあえず、エンジンの始動は井上社長にお任せして、出発することに。
少し変わったハンドル位置にちょっぴり苦戦しながらも、体がバイクの乗り方を覚えていてくれたようで、少しずつ少しずつ安心感が増えて楽しくなっていきました。
そして、最新のバイクではあまり感じることができないぐらい大きなエンジンの振動を、全身に受けながら走る感覚が気持ちいい。
「そういえば、この機械そのものを操っている感じが好きだったんだよね。」
毎日のようにバイクに乗っていた頃の、楽しい記憶が蘇ってきます。
そしてもう 1 台の SR の持ち主である株式会社三起工業、河内社長と合流して名栗湖へ。
最初は慣れないバイクでのワインディングにビクビクと楽しさが入り混じっていたのですが、目的地に到着する頃にはキックでエンジンもかけられる程慣れてきて、気付いた時には楽しい気持ちでいっぱいになっていました。
ここでバイクをチェンジして、河内社長の 2008 年式 SR にも試乗します。河内社長の SR は、ほとんどノーマルだそうなのですが、年式の違いもあってかエンジンをかけた時の振動から全く別物で、約 4 年の技術の進歩を感じます。
「滑らか!」。アクセルを開けてバイクを走らせると、一気に進む感じがスクーターにも似たスムーズさで、振動もかなりおとなしめ。
エンジンに直接乗っていると言っても過言ではなかった 2004 年モデルに長時間乗った直後だったせいもあり、ノーマルの 2008 年式 SR は乗りやすいの一言でした。
ベースは同じバイクでも、年式やカスタムの仕様が違うだけで全く別の乗り物になってしまうから、バイクって面白い。
ワイルドでありのままを感じさせてくれた 2004 年式と、どこまでも疲れを感じさせることなく連れて行ってくれそうな 2008 年式は、同じ SR なのに、なんだか対称的な性格を持った 2 台でした。
『 SR の乗り比べをしてみない?』と、井上ボーリングの井上社長からツーリングのお誘いが。
毎日毎日仕事にばかりに追われているうちに、ほとんどバイクに乗らなくなって、ツーリングなんていつぶりだろう。久しぶりすぎるツーリングのお誘いに、「バイクにちゃんと乗れるかなぁ?」そんな心配をしながらも、集合場所に向かいました。
合流するとすぐに、「乗り比べなので、まずはこれに乗ってください。」と井上社長。
井上ボーリング仕様の 2004 年式 SR は、キレイな深緑色のタンクに SR のカスタムとしては珍しい、ワイドに広がったアップハンドルを装着。そこにゴツゴツとしたブロックタイヤを組み合わせた、個性あふれるこだわりの 1 台です。
まず SR 最初の関門は、キックでエンジンをかけること。デコンプを合わせて、思いっきりキックを踏み下ろすも、全然エンジンがかかる気配はありません。
とりあえず、エンジンの始動は井上社長にお任せして、出発することに。
少し変わったハンドル位置にちょっぴり苦戦しながらも、体がバイクの乗り方を覚えていてくれたようで、少しずつ少しずつ安心感が増えて楽しくなっていきました。
そして、最新のバイクではあまり感じることができないぐらい大きなエンジンの振動を、全身に受けながら走る感覚が気持ちいい。
「そういえば、この機械そのものを操っている感じが好きだったんだよね。」
毎日のようにバイクに乗っていた頃の、楽しい記憶が蘇ってきます。
そしてもう 1 台の SR の持ち主である株式会社三起工業、河内社長と合流して名栗湖へ。
最初は慣れないバイクでのワインディングにビクビクと楽しさが入り混じっていたのですが、目的地に到着する頃にはキックでエンジンもかけられる程慣れてきて、気付いた時には楽しい気持ちでいっぱいになっていました。
ここでバイクをチェンジして、河内社長の 2008 年式 SR にも試乗します。河内社長の SR は、ほとんどノーマルだそうなのですが、年式の違いもあってかエンジンをかけた時の振動から全く別物で、約 4 年の技術の進歩を感じます。
「滑らか!」。アクセルを開けてバイクを走らせると、一気に進む感じがスクーターにも似たスムーズさで、振動もかなりおとなしめ。
エンジンに直接乗っていると言っても過言ではなかった 2004 年モデルに長時間乗った直後だったせいもあり、ノーマルの 2008 年式 SR は乗りやすいの一言でした。
ベースは同じバイクでも、年式やカスタムの仕様が違うだけで全く別の乗り物になってしまうから、バイクって面白い。
ワイルドでありのままを感じさせてくれた 2004 年式と、どこまでも疲れを感じさせることなく連れて行ってくれそうな 2008 年式は、同じ SR なのに、なんだか対称的な性格を持った 2 台でした。
文/モータージャーナリスト 先川 知香
「エンジンに直接乗っている」というこの評価はとても嬉しい評価ですね。軽量クランクを採用し鼓動感があり、また排気音もやや元気のいいSR-ICBM® for VMXの乗り味を見事に表現していると思います。
SRの魅力をよく引き出せているという意味に受け止めさせていただきたいと思います。