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モータージャーナリスト先川知香さんが観たiBのほんとうの姿

 
 
2020.05.05

 先川知香さんが観たiBのほんとうの姿

井上ボーリングってどんな会社?

私が井上ボーリングという会社を知ったのは、約6年前。モデルから現在のモータージャーナリストへ仕事の方向性をシフトしたいと考えていた時期に、バイクで走れるイメージガールとして、起用して頂いたのがきっかけでした。

それは、仕事としてバイクに乗れる場所を探していた私にとって、願ってもないオファーで、二つ返事で引き受けたのですが、正直なところ「ボーリングってなに?」という状態。
クライアントさんに失礼のないように、事前にホームページはチェックしてみたけど、当時の私はエンジンの構造などもよく分かっていなかったので、いまいち理解できないまま、初仕事に向かった事を覚えています。
そこからイメージガールの仕事をしていくうちの、古いバイクのエンジンをオーバーホールできる、井上ボーリングの技術力の高さと、その貴重さを知っていくのですが、その話はまた、後々。
そんな私の井上ボーリングの第一印象は、会社というより直接仕事で接する機会が多い、社長のイメージになってしまうのですが、好奇心とチャレンジ精神が旺盛で、どんなことでも面白くしてしまう行動力のある人。関わっていると、絶対に楽しいことに巻き込んでくれる。そんなワクワク感や期待感を抱かずにはいられないという印象でした。

 
そんな社長が経営している会社が、面白くないはずがない。
それを、証明しているかのように会社自体も、これまでの歴史の中で蓄積してきた、貴重な技術に頼ることなく、 ICBM® LABYRI® EVERSLEEVE® などの耐久性に優れた新しい技術を生み出すなど、どんどん進化し続けています。
社是は、「エンジンで世界を笑顔に!」故障した箇所をマメに修理しながら、大事に乗るというのが当たり前のようになっている旧車の世界を、もっと健全で気楽に楽しめる世界にすることを目指しているそうです。
 
とはいえ、会社として新しい事にどんどんチャレンジしていても、そのために社員を過労死するほど働かせるなど、「会社を成長させる事」だけが目的になってしまっている企業も多々あります。
その点も、きちんと考えられていて、井上ボーリングには残業がありません。
残業が無いということは、社員にとっては帰宅できる時間がキッチリ決まっているということなので、プライベートを充実させることが可能です。
しかも、効率的に仕事をしないと時間内に業務を終えられなくなるため、ダラダラと無駄に時間を使って仕事をする社員もいなくなるため、経営者としても合理的な方針で、雇う側・雇われる側、双方にとって働きやすい環境であることは、言うまでもありません。
 
さらに、井上ボーリングのすごいトコロは、水曜日の午後は自由研究時間になっていて、通常の仕事をしてはいけないという点!次に挑戦してみたい仕事の勉強や、趣味のレースに参戦するための準備など、自分を成長させる為の時間に使うことができるのです。
給料をもらって自分のためのチャレンジができるなんて、すごいと思いませんか?
でも、これも社員が成長するということは、会社も成長するということで、よくよく考えると合理的。結局、会社の得につながる訳で、どの部分をとっても「今」ではなく「未来」だけを見て物事を進めているというのが、井上ボーリングという会社です。
 
しかも、自分の働き方をある程度自分で決められるようにしていて、毎年自分が何をやりたいかを社員一人一人に聞きながら、その年の仕事の方向性を決定しているそう。この決め方も、働いている人のモチベーションアップに繋がらないはずがありません。
 

そんな井上社長の趣味はバイクで、特にスペインの老舗オートバイメーカー「ブルタコ」のバイクが大好き。隙を見つけては、いろいろなところに出かけて行ってしまいます。
 
 

そんな社長の会社に集まってくる社員は、何故か不思議と全員がバイク好き。
井上ボーリングは社長も含め、社員一人一人のチャレンジ精神と好きなモノを大切にする方針で、エンジンで世界を笑顔にし続けているのです。
 

 

文/モータージャーナリスト 先川 知香